2012年初夏、ベンリィ110で北海道走り回ってきましたまとめ。
1日目(5月30日水曜日)さいたま→新潟→(フェリー)
2日目(5月31日木曜日)(フェリー)→苫小牧→岩見沢
3日目(6月1日金曜日)岩見沢→稚内
4日目(6月2日土曜日)稚内→佐呂間
5日目(6月3日日曜日)佐呂間→知床(ウトロ)
6日目(6月4日月曜日)知床→根室
7日目(6月5日火曜日)根室→釧路
8日目(6月6日水曜日)釧路→浦河
9日目(6月7日木曜日)浦河→古平
10・11日目(6月8日金曜日・6月9日土曜日)古平→苫小牧→(フェリー)→大洗→さいたま
・快晴の最北端
4日目は昨日が速く着きすぎたことを踏まえ、7時起床8時出発と遅めのスケジュール。
朝食をホテルでいただいてから出発。
しかしプチホテルって言うもんだからすごい小さいのかなと思ったけど全然そんな事無かった。
2階建てだから客室数的にはプチなのかもしれないが。
さて稚内市内を南へ抜けていくと、宗谷岬へ至る国道238号線へ分岐。
宗谷岬まであとわずか、天候も快晴ということで気持ちよく走っていく。
風車に緑の綺麗な丘陵、そして青い海と景色はバッチリ。
そして途中、宗谷丘陵に入るために国道を離れ、道道889号線へ。
宗谷丘陵は2年前は時間が無いだろうと最初からルートに入って無かったのだが、ツーリングマップルの表紙も何回か撮影されるぐらい綺麗みたいだし、おすすめルートだったので通ってみることにしたのだ。
入ってすぐ、おおっ綺麗な景色だな~と思って撮影したのだが、この先はこの比ではなかった。
なだらかな丘陵を緑が埋め尽くし、まさに絶景。とにかく変化に富み、ちょっと走るとすぐに写真を撮りたくなる。
牛も放牧されていて、すごくのんびりとした雰囲気が漂う。
宗谷丘陵を堪能した後は、看板に案内されて宗谷岬へ。海の方へ向かうと、緑と青のコントラストがまた綺麗だったり。
そして、午前9時過ぎにはついに。
2年振り、通算3回目の宗谷岬に到着!!
くしくも2年前と同じ時間という。しかし天候のせいでそうは思えん。
流石に、雨に降られてもこの時ばかりはテンションあがってましたね。
今回は快晴だし宗谷丘陵は綺麗だったしでさらに上がってますが。
最北端の碑も、このお土産屋も全然変わらないなーと思ったら、写真を見比べると微妙に変わっていた。
(写真は7年前のもの)
しかし岬の気温はなんと6月だというのに6℃、風もあるしで寒い寒い。
お金をほんの少しでも落とそうと思い、軽食処でたこの串焼き200円を注文。塩・コショウのシンプルな味付けだが十分イケる味。
しかし酒のつまみ向けの味付けで…ビールが売ってるのが恨めしかった。
・一転南進、エサヌカ線へ
さて昨日から延々と北上してきたが、最北端についたということで今度は延々と南下していくことに。
次なる目的地、エサヌカ線を目指して走っていく。
緑の中を気持ちよく走る…というわけにもいかない。なぜならとにかく寒い!
冬用の装備で来たとはいえ、そもそも温度が関東の冬ぐらい。晴れているにもかかわらず、走って風にあたり続けていると凍えてしまう。
途中、2年前も寄った猿払のセイコーマートへ。店内で暖まりながら、HOTの缶コーヒーを購入。
温まった後は沼地を横に見ながら、いよいよエサヌカ線へ。
国道から小さな交差点で左折し、さぁいよいよたどり着いたエサヌカ線。昨日に引き続き、道路が地平線へ消えていく。
景色は似た感じだが、その実道道106号線とは大きく違う。距離が圧倒的に短いし、途中クランクを経て内陸側に入り、海は見えなくなるのだ。
そして内陸に入っていくと、タンポポが咲き誇り景色に彩りを与えてくれる。
昨日既に道道106号線を走っているので若干感動は薄れ気味だが、申し分ない美しさなのは変わらず。
昨日と同じくスピードを落とし、ゆっくりと走っていった。
・サロマ湖までは何マイル?
さて、エサヌカ線を無事通過すると、今日の目的はもう無し。あとはただひたすらサロマ湖まで南下していくだけ…だと思ってたが、クッチャロ湖が近いようなので行ってみることに。
国道から逸れると、すぐに湖畔に到着。
クッチャロ湖は湖畔のすぐ脇をバイクで走れるし、キャンプ場もあって非常にイイ感じ。
この後も様々な湖に行くわけだが、ここまで湖畔で展望が開けるのはクッチャロ湖ぐらいで一番印象に残っている。
クッチャロ湖を後にし、再び国道238号を南下。するとトンネルが。
普通ならトンネルなんて特に何も感じないのだが、今回は昨日の午前中以来丸一日ぶりのトンネルということでやけに印象が強い。
そしてトンネルの手前にいかにも旧道といった風の道があったので、そちらに逸れてみることに。
すると綺麗な山と海が広がるじゃないですか。
神威岬と言うらしいが、これは逸れて正解だった。
なお、道路右手にある盛り土は興浜北線の廃線跡の模様。
参考動画
さて12時を過ぎそろそろ昼食にしたい所なのだが、北海道らしい風景が広がり辺りに集落は無し。
途中枝幸町の中心部に近付いていたようだが、国道は街中を迂回しているようで店は見当たらない。
そのまま進んでいくと道の駅があったので、これ幸いと昼食を取ることに。
立ち寄ったのはマリーンアイランド岡島。建物は船を模したもののようだ。
昨日は昼夜と海鮮尽くしだったので、なんてことのないカツ丼を注文。
味もなんてことはない普通の味。
しかし北海道は本当に道の駅(とセイコーマート)が貴重な補給ポイントなので、レストランが併設されていてご飯が食べられるだけありがたい。
ご飯を食べた後も南下、南下、南下。
走り続けていると、鉄道の遺構が。
Twitterでは興浜南線?と書いたが、後々調べてみると場所的に興浜北線と南線の間の未開通区間の遺構のようだ。
鉄道の遺構以上に多いのが乳牛。
いっぱいいるなーと思って近づいたら何故か大量に集まってきた。エサは持ってないぞ。
その後は曇り空となり、霧が発生。
霧の中でも廃線跡は見逃さない。
この後は紋別市に入り、稚内以来の市街地へ入る。ここら辺でデジカメの電池残量が危なくなってくる。
いつもの経験から大丈夫だろうと思って充電器は持ってこなかったのだが、それが裏目に。仕方なくケーズデンキへ向かい、そこで置いてないかと探す。
しかし在庫は無く、USBでも充電できることを利用し携帯の充電器と組み合わせてみるがダメ。
動作が不調気味でイライラさせられていたので、カメラの買い替えも視野に入れるが万単位の出費は手痛いということで見送る。
もっとも、この判断は後に裏目に出るのだが。
・夕陽のサロマ湖へ
紋別市を抜けると、次第に天候も回復。
そして湧別町で今回初のホクレンでの給油。
北海道と言えばセイコーマートとホクレンである(多分)が、今回は意外にも利用回数が少ない。
また、毎年恒例のホクレンフラッグも流石に時期が早すぎて売っていなかった。残念。
ホクレンで給油後、程なくサロマ湖が姿を表す。
ようやくたどり着き嬉しさもある一方、写真を見ても分かる通り既に日は傾き始めている。
サロマ湖畔、キムアネップ岬での夕陽が今日の目的なので、とにかく急がなければならない。
でも駅跡とかはよっちゃうんだけどね。
18時になり、ようやく佐呂間町入り。
ようやく見れたサロマ湖の表記。サロマ湖自体はちょっと前から見させてもらってますが。
ナビの案内に従い、今日丸一日走り続けてきた国道238号からそれ、キムアネップ岬へ。
もう日没間近、逆光でベンリィが写りません。
しかし何とか日没目前でキムアネップ岬に到着!
無料キャンプ場でもあるんですが、到着時点で駐車場はベンリィ1台のみ。
自転車で来てた人やこの後来た人もいましたが、それでも最終的にキャンプしてたのは3人だけという。
とりあえず設営を済ませ、夕陽を撮りまくり。
持ってきたミニテーブルとイスを出し、ゆったりと夕陽鑑賞。2日目から3日連続で美しい夕陽を見れたことに感動しきり。
日没を眺めながら、夕食どうしようとか、ああなんで酒が無いんだ…とかしょうもないことばかり考えてました。
日没後はとりあえず晩酌しよう!と思うも、最も近いコンビニでも直線距離で12kmという事実に愕然。
だが意地でも飲んでやる…!ということで出発。
しかしナビに案内された道が暗いわシカが出るわ、デジカメの電池がお亡くなりになるわで意気消沈。
これまだ若干明るいからいいけど帰り危険すぎないか?と思いながらも進んでいく。
国道に合流した後、酒の自販機があったので何とか目標達成(それでもキャンプ場から5kmだが)。
復路は暗い湖沿いの道を止め、できるだけ国道を通ることにするが、周りは林で街灯は一切無いということで暗いのは変わらず。
ここで、路肩を示す標識(空中に浮いた紅白の「↓」)が発光することを初めて知った。
戻った後は買ってきた酒と持ち合わせのつまみで一杯。
…はいいのだがやっぱり寒い。防寒装備かつ手袋までしながら野外で酒を飲むという、アホすぎる所業。
買い出しの後の晩酌ということでテントに戻ったのは21時前。寒くて寝れるかどうか心配だったが、何とか凍えず眠ることができた。
4日目
区間 稚内→佐呂間
距離 302km
所要時間 11時間46分
4日目は昨日が速く着きすぎたことを踏まえ、7時起床8時出発と遅めのスケジュール。
朝食をホテルでいただいてから出発。
しかしプチホテルって言うもんだからすごい小さいのかなと思ったけど全然そんな事無かった。
2階建てだから客室数的にはプチなのかもしれないが。
さて稚内市内を南へ抜けていくと、宗谷岬へ至る国道238号線へ分岐。
宗谷岬まであとわずか、天候も快晴ということで気持ちよく走っていく。
風車に緑の綺麗な丘陵、そして青い海と景色はバッチリ。
そして途中、宗谷丘陵に入るために国道を離れ、道道889号線へ。
宗谷丘陵は2年前は時間が無いだろうと最初からルートに入って無かったのだが、ツーリングマップルの表紙も何回か撮影されるぐらい綺麗みたいだし、おすすめルートだったので通ってみることにしたのだ。
入ってすぐ、おおっ綺麗な景色だな~と思って撮影したのだが、この先はこの比ではなかった。
なだらかな丘陵を緑が埋め尽くし、まさに絶景。とにかく変化に富み、ちょっと走るとすぐに写真を撮りたくなる。
牛も放牧されていて、すごくのんびりとした雰囲気が漂う。
宗谷丘陵を堪能した後は、看板に案内されて宗谷岬へ。海の方へ向かうと、緑と青のコントラストがまた綺麗だったり。
そして、午前9時過ぎにはついに。
2年振り、通算3回目の宗谷岬に到着!!
くしくも2年前と同じ時間という。しかし天候のせいでそうは思えん。
流石に、雨に降られてもこの時ばかりはテンションあがってましたね。
今回は快晴だし宗谷丘陵は綺麗だったしでさらに上がってますが。
最北端の碑も、このお土産屋も全然変わらないなーと思ったら、写真を見比べると微妙に変わっていた。
(写真は7年前のもの)
しかし岬の気温はなんと6月だというのに6℃、風もあるしで寒い寒い。
お金をほんの少しでも落とそうと思い、軽食処でたこの串焼き200円を注文。塩・コショウのシンプルな味付けだが十分イケる味。
しかし酒のつまみ向けの味付けで…ビールが売ってるのが恨めしかった。
・一転南進、エサヌカ線へ
さて昨日から延々と北上してきたが、最北端についたということで今度は延々と南下していくことに。
次なる目的地、エサヌカ線を目指して走っていく。
緑の中を気持ちよく走る…というわけにもいかない。なぜならとにかく寒い!
冬用の装備で来たとはいえ、そもそも温度が関東の冬ぐらい。晴れているにもかかわらず、走って風にあたり続けていると凍えてしまう。
途中、2年前も寄った猿払のセイコーマートへ。店内で暖まりながら、HOTの缶コーヒーを購入。
温まった後は沼地を横に見ながら、いよいよエサヌカ線へ。
国道から小さな交差点で左折し、さぁいよいよたどり着いたエサヌカ線。昨日に引き続き、道路が地平線へ消えていく。
景色は似た感じだが、その実道道106号線とは大きく違う。距離が圧倒的に短いし、途中クランクを経て内陸側に入り、海は見えなくなるのだ。
そして内陸に入っていくと、タンポポが咲き誇り景色に彩りを与えてくれる。
昨日既に道道106号線を走っているので若干感動は薄れ気味だが、申し分ない美しさなのは変わらず。
昨日と同じくスピードを落とし、ゆっくりと走っていった。
・サロマ湖までは何マイル?
さて、エサヌカ線を無事通過すると、今日の目的はもう無し。あとはただひたすらサロマ湖まで南下していくだけ…だと思ってたが、クッチャロ湖が近いようなので行ってみることに。
国道から逸れると、すぐに湖畔に到着。
クッチャロ湖は湖畔のすぐ脇をバイクで走れるし、キャンプ場もあって非常にイイ感じ。
この後も様々な湖に行くわけだが、ここまで湖畔で展望が開けるのはクッチャロ湖ぐらいで一番印象に残っている。
クッチャロ湖を後にし、再び国道238号を南下。するとトンネルが。
普通ならトンネルなんて特に何も感じないのだが、今回は昨日の午前中以来丸一日ぶりのトンネルということでやけに印象が強い。
そしてトンネルの手前にいかにも旧道といった風の道があったので、そちらに逸れてみることに。
すると綺麗な山と海が広がるじゃないですか。
神威岬と言うらしいが、これは逸れて正解だった。
なお、道路右手にある盛り土は興浜北線の廃線跡の模様。
参考動画
さて12時を過ぎそろそろ昼食にしたい所なのだが、北海道らしい風景が広がり辺りに集落は無し。
途中枝幸町の中心部に近付いていたようだが、国道は街中を迂回しているようで店は見当たらない。
そのまま進んでいくと道の駅があったので、これ幸いと昼食を取ることに。
立ち寄ったのはマリーンアイランド岡島。建物は船を模したもののようだ。
昨日は昼夜と海鮮尽くしだったので、なんてことのないカツ丼を注文。
味もなんてことはない普通の味。
しかし北海道は本当に道の駅(とセイコーマート)が貴重な補給ポイントなので、レストランが併設されていてご飯が食べられるだけありがたい。
ご飯を食べた後も南下、南下、南下。
走り続けていると、鉄道の遺構が。
Twitterでは興浜南線?と書いたが、後々調べてみると場所的に興浜北線と南線の間の未開通区間の遺構のようだ。
鉄道の遺構以上に多いのが乳牛。
いっぱいいるなーと思って近づいたら何故か大量に集まってきた。エサは持ってないぞ。
その後は曇り空となり、霧が発生。
霧の中でも廃線跡は見逃さない。
この後は紋別市に入り、稚内以来の市街地へ入る。ここら辺でデジカメの電池残量が危なくなってくる。
いつもの経験から大丈夫だろうと思って充電器は持ってこなかったのだが、それが裏目に。仕方なくケーズデンキへ向かい、そこで置いてないかと探す。
しかし在庫は無く、USBでも充電できることを利用し携帯の充電器と組み合わせてみるがダメ。
動作が不調気味でイライラさせられていたので、カメラの買い替えも視野に入れるが万単位の出費は手痛いということで見送る。
もっとも、この判断は後に裏目に出るのだが。
・夕陽のサロマ湖へ
紋別市を抜けると、次第に天候も回復。
そして湧別町で今回初のホクレンでの給油。
北海道と言えばセイコーマートとホクレンである(多分)が、今回は意外にも利用回数が少ない。
また、毎年恒例のホクレンフラッグも流石に時期が早すぎて売っていなかった。残念。
ホクレンで給油後、程なくサロマ湖が姿を表す。
ようやくたどり着き嬉しさもある一方、写真を見ても分かる通り既に日は傾き始めている。
サロマ湖畔、キムアネップ岬での夕陽が今日の目的なので、とにかく急がなければならない。
でも駅跡とかはよっちゃうんだけどね。
18時になり、ようやく佐呂間町入り。
ようやく見れたサロマ湖の表記。サロマ湖自体はちょっと前から見させてもらってますが。
ナビの案内に従い、今日丸一日走り続けてきた国道238号からそれ、キムアネップ岬へ。
もう日没間近、逆光でベンリィが写りません。
しかし何とか日没目前でキムアネップ岬に到着!
無料キャンプ場でもあるんですが、到着時点で駐車場はベンリィ1台のみ。
自転車で来てた人やこの後来た人もいましたが、それでも最終的にキャンプしてたのは3人だけという。
とりあえず設営を済ませ、夕陽を撮りまくり。
持ってきたミニテーブルとイスを出し、ゆったりと夕陽鑑賞。2日目から3日連続で美しい夕陽を見れたことに感動しきり。
日没を眺めながら、夕食どうしようとか、ああなんで酒が無いんだ…とかしょうもないことばかり考えてました。
日没後はとりあえず晩酌しよう!と思うも、最も近いコンビニでも直線距離で12kmという事実に愕然。
だが意地でも飲んでやる…!ということで出発。
しかしナビに案内された道が暗いわシカが出るわ、デジカメの電池がお亡くなりになるわで意気消沈。
これまだ若干明るいからいいけど帰り危険すぎないか?と思いながらも進んでいく。
国道に合流した後、酒の自販機があったので何とか目標達成(それでもキャンプ場から5kmだが)。
復路は暗い湖沿いの道を止め、できるだけ国道を通ることにするが、周りは林で街灯は一切無いということで暗いのは変わらず。
ここで、路肩を示す標識(空中に浮いた紅白の「↓」)が発光することを初めて知った。
戻った後は買ってきた酒と持ち合わせのつまみで一杯。
…はいいのだがやっぱり寒い。防寒装備かつ手袋までしながら野外で酒を飲むという、アホすぎる所業。
買い出しの後の晩酌ということでテントに戻ったのは21時前。寒くて寝れるかどうか心配だったが、何とか凍えず眠ることができた。
4日目
区間 稚内→佐呂間
距離 302km
所要時間 11時間46分
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